広島・菊池は開幕15連続試合安打!二塁手で好調維持の価値

公開日: 更新日:

 赤ヘル忍者のバットが止まらない。

 開幕から15試合連続安打中の広島菊池涼介(31)。13日の阪神戦は雨で中止になったものの、もっか打率.415、4本塁打9打点と大車輪の活躍だ。

 連続試合安打はカープOBの高橋慶彦の持つ「33」(1979年)がプロ野球記録だが、開幕からに限れば元阪神監督の和田豊(現阪神球団本部付テクニカルアドバイザー)の「24」(97年)が最長。菊池は、それに迫るかのような勢いだ。

 打撃は投球と比べて好不調の波に左右されやすい。3割打者ですら10回中7回は失敗するのだから、調子を維持する難しさがわかる。

 ロッテ西武で通算2081安打を記録した山崎裕之氏が言う。

「好調でも打球が野手の正面をつけばアウトになるし、不調でも中途半端な打球がポテンヒットになることもある。そもそも好調なんて長続きしないものです。私も年に何度か、『どんなボールでも打てる』という状態があったが、それもせいぜい5日から1週間程度です。ただ、好打者は『好不調の波を小さなさざ波程度で済ませている』という点で共通している。凡打しても次の打席までに反省し、『こうだから打てなかった』と結論を出して切り替えられるかどうか。調子が良いがゆえに打撃が雑になっていないか、と自分で分析できるのが好打者です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  3. 8

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」