阪神・佐藤輝は叱責翌日に好打撃!図太さの裏に恩師の教育

公開日: 更新日:

 阪神佐藤輝明(近大)が25日のDeNA戦の二回、右中間へ先制の6号2ランを放った。トラックマンデータによると、打球速度は175キロ、飛距離139メートルという特大の一発だった。

 その黄金ルーキーは開幕からの1カ月、ミスをしたり首脳陣から叱責を受けた直後に、決まって打撃で結果を出している。右翼を守っていた23日のDeNA戦では、1死満塁の五回に正面のゴロを後逸。ボールが右翼フェンス付近に転がる間に、打者走者まで生還した。矢野監督が「プロとして恥ずかしいプレー」と断罪したその翌日、佐藤は入念に守備練習をして試合に臨み、マルチ安打をマークした。

 22日の巨人戦の試合前には井上ヘッドから「レギュラーとして出ている責任は感じろ」と苦言を呈された。前日までの4試合で15打数1安打10三振と不振に陥っていたからだが、佐藤はその日の試合で5試合ぶりのマルチ安打を放った。

 佐藤のようないわゆる「ゆとり世代」の若手選手は得てして「打たれ弱い」と言われる。ちょっと叱り飛ばしただけでふてくされたり、気持ちがシュンとしたりする選手が少なくない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発