巨人・原監督ご乱心…不可解采配と選手名指し批判にOB苦言

公開日: 更新日:

■ファンも采配を疑問視

 高橋氏が続ける。

ドラフト1位の平内はしっかり育てたい。チャンスをあげるなら、準備をさせた上で先発で使って欲しかった。これで二軍落ちでは死んでしまいます。現状では制球が甘く、首位阪神との3戦目に同点の場面で2番手として投入するには、荷が重かったと言わざるを得ない。中継ぎ陣で状態がいい野上か、ロングリリーフ要員がいないというなら、今村に続投させるべきでしょう」

 阪神とは4.5ゲーム差。25日からは交流戦が始まるため、当面は直接対決がない。巨人ファンからは「監督の采配ミス」「何で平内?」といった采配を疑問視する不満がネット上にあふれた。

 同じ日、原監督は同点に追い付かれる痛い暴投のミスを犯した遊撃の吉川尚輝(26)についても「守備はやっぱり攻撃性がないといけない」と怒り、六回からベンチに下げた。

「正遊撃手の坂本が離脱する前、吉川は二塁手の控え扱いでした。坂本がいる時から遊撃の練習をしていたのか。起用しているのは原監督。吉川の後は若林が遊撃に入った。普段は二塁手で他に三塁や左翼も守るユーティリティープレーヤーです。その若林も遊撃の練習をどれだけやっているのか。16日の試合で今の巨人がいかに守備を軽視しているか、その一端を見た気がします」(高橋氏)

 最近、原監督から選手を責めるコメントが増えている。計14年の原政権の歴史上、間違いなく良くない兆候である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    侍Jと大谷翔平がWBCで直面するMLBからの嫌がらせ…過去何度も味わった手段選ばぬヤリ口に要警戒

  5. 10

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲