エンゼルス大谷翔平を悩ませる“滑り止めポリス”と「敵将の横やり」

公開日: 更新日:

 ブルージェイズ・ゲレーロJr.とともにア・リーグ本塁打王争いを繰り広げる大谷の長打力には白旗を揚げる敵将、相手投手は少なくない。中にはあからさまに勝負を避けて四球で歩かせるケースも目立ってきた。とはいえ、他球団の指揮官が、大谷の二刀流での活躍をこのまま指をくわえて見ているはずはない。投手大谷を攻略するため、ジラルディ監督のようにイニング途中にクレームをつけて、精神的な揺さぶりをかけるなど、あらゆる手段を講じるのは確実だ。

 今季の大谷はマウンド上で精神的なもろさを露呈したことがあった。

 今月12日のダイヤモンドバックス戦では五回2死一、二塁の場面で、二塁への牽制をボークと取られ、ピンチを拡大。直後にも投球動作に入る前に静止していなかったと判断され、2度目のボークで失点した。

 不可解な判定からリズムを崩した大谷は暴投で追加点を許して、この回を投げ終えたところで降板した。感情をあらわにする傾向があるだけに、敵将の横やりには注意が必要だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」