巨人がFA選手から総スカンの危機…炭谷放出で「残ったのは内海を取られたという事実だけ」

公開日: 更新日:

 巨人から金銭トレードで楽天に移籍した炭谷銀仁朗(33)が5日、オンラインで入団会見を行った。巨人は「出場機会」を求めていた炭谷の意思を尊重。経験豊富な捕手が欲しかった楽天と思惑が一致した。西武時代にバッテリーを組んだ石井GM兼監督については「プライベートでかわいがってもらった。いいお兄ちゃんという感じ。何とか優勝したい、力になりたいという思い」と抱負を語った。

 2018年オフにFAで巨人に加入。今季は44試合に出場も、先発マスクは18試合にとどまり、守備固めのような起用が続いていた。巨人1年目の19年は58試合に出場し、打率.262。2年目の昨季は大城の台頭もあり、56試合で打率.180に終わっていた。さる巨人OBがこう指摘する。

「本人の希望が通ったというから、原監督と球団の物分かりが良かったことになるが、炭谷は巨人に入る時も『出場機会』を強く求めていた。そんな炭谷を甘い言葉で誘っておきながら、大した『機会』も与えなかった。原監督が掲げる『実力主義を貫いた』と言ってしまえばそれまでだけど、正捕手として使わないなら、FA補強をしなければいい話。炭谷の人的補償として生え抜きの内海を西武に取られてしまったわけですから」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  2. 2
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  3. 3
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

  4. 4
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 5
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  1. 6
    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

  2. 7
    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

  3. 8
    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

  4. 9
    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

  5. 10
    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終