菅首相が大好きな「東洋の魔女」に込められた時代遅れな思い

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「一体何を言いたいのか」――。4度目の緊急事態宣言の最中に行われる東京五輪(23日開幕)で、菅首相の発言が話題となっている。

 菅首相は6日に開かれた日本代表選手団壮行会(日本オリンピック委員会主催)のビデオメッセージで、「世界が新型コロナという大きな困難に直面する今だからこそ、私たちが団結してこの困難を乗り越えられることを世界に発信する大会としたい」と開催の意義を強調。そこで取り上げたのが前回(1964年)の東京五輪だった。

 菅首相は「いまだに鮮明に記憶している」と切り出し、「日本人がメダルを取るたびに、日本は世界と戦えるんだということを強く感じた」と語ったのが、同大会で金メダルを獲得し、「東洋の魔女」と呼ばれた日本女子バレーボールチームだ。

 菅首相は6月9日の党首討論でも、唐突に「例えば東洋の魔女といわれたバレーの選手。回転レシーブちゅうのがありました。ボールに食いつくように、ボールを拾って得点を挙げておりました。非常に印象に残っています。底知れない人間の能力というものを感じました」などと話していた。

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