侍ジャパン24選手が口に出せない「強行軍」への不安…球宴2試合、五輪本番までハードすぎる道程

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「今年はいろいろ詰め込み過ぎです。日程が過密で息つくヒマもないと、侍ジャパンの選手が嘆いています」

 ある球団関係者が声を潜めてこう言った。

 プロ野球は14日に前半戦を終え、8月13日の再開まで1カ月間の東京五輪ブレークに入る。ただし、侍ジャパンの24選手にとっては、ここからが強行軍の始まりだ。

 セ・リーグ首位の阪神は12日、9連戦の7戦目を戦った。2位巨人に猛追される阪神ナインは、疲労困憊の中で“ラストスパート”をかけているが、この日は中5日でマウンドに上がった青柳をはじめ、代表メンバーにブレークはない。それどころか、球宴を含めると、超のつく過密日程で、一部から悲鳴が上がっているというのだ。

■前半戦→球宴2試合→直前合宿→強化試合→五輪本番…

 各球団が14日に前半戦を終えると、代表24人のうち、球宴に選ばれた21人は、すぐに第1戦(16日)が行われる埼玉・所沢(メットライフドーム)へ向かう。翌17日は第2戦の地・仙台(楽天生命パーク宮城)へ移動。20日から仙台で五輪直前合宿を行い、楽天生命パーク宮城で24日に楽天、25日に巨人と強化試合を行う。そして、28日に福島県営あづま球場で東京五輪初戦、ドミニカ共和国とのオープニングゲームを戦い、その後は31日のメキシコ戦から8月7日の決勝まで横浜スタジアムという日程となっている。

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