ジョコビッチは男子初「年間ゴールデンスラム」射程圏でも…「五輪出場は半々」のナゼ

公開日: 更新日:

 気持ちはよくわかる。テニスのウィンブルドン選手権男子シングルスに優勝したノバク・ジョコビッチ(34)は今季4勝目でツアー通算85勝目。4大大会制覇はロジャー・フェデラー(39)とラファエル・ナダル(35)に並ぶ最多タイの20勝となった。

 世界ランク1位のジョコは今季、全仏に勝ち、2度目の「生涯グランドスラム」を達成。全豪、ウィンブルドンでも優勝しているので、9月の全米に勝てば史上3人目の年間グランドスラマーとなる。もしも東京五輪で金メダルを獲得すれば、男子では史上初となる「年間ゴールデンスラム」の偉業を成し遂げる。ちなみに、「生涯ゴールデンスラム」の達成者は、アンドレ・アガシ、ナダル、セリーナ・ウィリアムズの3人。「年間」はシュテフィ・グラフ(1988年)しかいない。

 ジョコは当初、東京五輪の出場に前向きだった。年間ゴールデンスラムについても「不可能ではない」と語っていた。それがウィンブルドン優勝後は「五輪出場は半々」とトーンが変わった。

 今回の五輪は、過去に例がないコロナ禍の大会。ほとんどの競技が無観客となり、海外選手は家族の同行さえ認められない。「だからです」と、テニスジャーナリストの塚越亘氏が言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  3. 3

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  4. 4

    浜田省吾の父親が「生き地獄」の広島に向ったA.A.B.から80年

  5. 5

    山尾志桜里氏は出馬会見翌日に公認取り消し…今井絵理子、生稲晃子…“芸能界出身”女性政治家の醜聞と凄まじい嫌われぶり

  1. 6

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  2. 7

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  4. 9

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 10

    フジ親会社・金光修前社長の呆れた二枚舌…会長職辞退も「有酬アドバイザー」就任の不可解