東京五輪「コロナ制御」すでに破綻 海外選手の機中感染は“運頼み”
「五輪バブル」以前の問題だ。
英国五輪委員会は18日、同国の陸上チームの選手6人とスタッフ2人がコロナの濃厚接触者になったと発表した。入国時の検査では陰性だったが、16日に来日した航空機内で英国選手、関係者とは別の乗客の陽性が判明し、濃厚接触者に認定された。現在は事前合宿地で隔離状態にあるという。
英メディアのBBCによると、英国のハンマー投げのテイラー・キャンベル選手はこうした移動中の不手際について、自身のツイッターにこう記したという。
「いまイギリス選手団の仲間たちと飛行機に乗っているが、後部にまとまって座るのではなく、一般乗客と交じっている」
「空いている列にチームの仲間と隣り合わせで座れるようカウンターで頼んだが、席の変更が認められなかった。ここまで来るのに懸命の努力をしてきたが、現在、自分たちではどうにもできないことのため、それが台無しになる危険にさらされている」
英国選手団は一般客と混在する形で東京までの十数時間を過ごした結果、濃厚接触者になってしまったようだ。