五輪組織委「おもてなし」を勘違い…ワガママ優先で法律・ルール無視のこびへつらい

公開日: 更新日:

 これも組織委員会の教育か。

 2日に発覚した五輪ボランティアによる当て逃げ事故。首都高で車2台にぶつかりながら逃走し、ケガ人も出た。このボランティアは警察に「五輪スタッフの送迎を優先した」と話したという。

 もちろん、運転手の行いが言語道断であることは言うまでもない。しかし、事故の根底にあるのは彼らボランティアを統括する組織委の「五輪優先思考」だろう。

 去る1日、文春オンラインが配信した記事でも、組織委の“勘違い”が報じられた。

 記事内で言及されているのは、夜間送迎を行う都内のタクシー会社への説明会。ある運転手が「警察や外務省などを含めて、どこからの指示が最優先なのか」と質問したところ、組織委は「五輪関係者です」と返答。さらに運転手が「では富士山に行けと言われたら?」と質問すると、「行ってください。『レストランに行きたい』と言われても行ってください」と事もなげに答えたという。

■ワガママ優先

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    俺と巨人ガルベスの大乱闘の一部始終…落合博満さんのヘッドロックには気を失いかけた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」

  5. 5

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  1. 6

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか

  2. 7

    メジャー今オフにも「二刀流ルール」撤廃の可能性…ドジャース&大谷翔平に他球団のやっかみ集中

  3. 8

    “児童ポルノ”で衝撃逮捕!日本サッカー協会・影山技術委員長の素性…「精神的な負担を抱えていた」の声も

  4. 9

    奈良の鹿愛護会が語った現場のリアル…「シカさんをいじめるな!」の裏に横たわっている大問題

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発