海外メディアがこぞって報じたコロナ禍五輪での「選手の精神面」

公開日: 更新日:

「東京オリンピックが残した未来への教訓:時にはやり続けるよりやめてしまった方がいい」

 こんな衝撃的な見出しを掲げたのは8月5日付「ワシントン・ポスト紙」(電子版)。

 コロナ禍の五輪なんて中止にした方がいい、という内容かと思ったらさにあらず。記事は選手の精神面をテーマにしたものだ。

「あと数日で店を畳むことになるこの五輪が史上初、パンデミックの真っただ中で開催された五輪として記憶されることは間違いない。それ以外にも間違いなく、今回は“アスリートの精神面の健康状態が注目された五輪”としてこれから先、記憶されるだろうし、今回得た教訓はこの先のオリンピックにおいても必ず役立つ、役立たせなければいけないものになる」

「“アスリートである前に私は一人の人間”。多くのメダルを期待されたアメリカ女子体操のシモーン・バイルスはこの言葉と共に、ほとんどの種目の競技をキャンセルした」

 バイルスが演技を断念した理由は精神的なストレス。そんなバイルスを支持する米メディアが相次いでいる。トップクラスのアスリートたちがどのような精神状態で競技に臨んでいるのか、我々には到底、理解できないが、とてつもないプレッシャーのもとで日々トレーニングをし、競技に向き合っていることは想像に難くない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  2. 2

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  3. 3

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  4. 4

    W杯最終予選で「一強」状態 森保ジャパン1月アジア杯ベスト8敗退からナニが変わったのか?

  5. 5

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  1. 6

    指が変形する「へバーデン結節」は最新治療で進行を食い止める

  2. 7

    ジョン・レノン(5)ジョンを意識した出で立ちで沢田研二を取材すると「どっちが芸能人?」と会員限定記事

  3. 8

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 9

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  5. 10

    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も