パラリンピックは無観客決定でも…中止にならない「令和の学徒動員」の是非

公開日: 更新日:

「これは一体何ですかね。やり方が非常に汚いですよ」

 こう嘆くのはスポーツファンの吉川潮氏(作家)だ。

【写真】この記事の関連写真を見る(19枚)

 16日、東京五輪・パラ組織委員会は4者協議の結果、24日からのパラリンピックを無観客で行うと発表した。

 新型コロナの感染者は日増しに増え続け、13、14日は2日連続全国で2万人超。無観客は当然だが、それでも「学校連携観戦」は希望者を対象に行うというのだから、驚くしかない。

■緊急事態宣言の追加、延長が決まった当日

 これは自治体や小中高の学校を中心に、児童や生徒に競技を観戦する機会を与えるというもの。しかし、平時ならまだしも、この日は東京都など6都府県の緊急事態宣言が、9月12日まで延長の方針になったばかり。さらに静岡も20日から追加と、パラリンピック会場のある東京、埼玉、千葉、静岡の1都3県すべてで緊急事態宣言が出されることになった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?