中田翔放出で日本ハム若手伸び伸び打線が爆発! 12球団ワースト貧打がウソのよう

公開日: 更新日:

 単なる偶然ではない。

 最下位の日本ハムが首位オリックスに引き分け、2カード連続の勝ち越しを決めた。最終回に4点リードを守れず5連勝とはいかなかったが、好調はキープしている。

 主因は打線の奮起だ。前半戦終了時は81試合を消化して1試合平均得点は3.06。後半戦に入ってもソフトバンクにいきなり2試合連続完封負けを喫し、3試合目は0―0の引き分け。続くオリックス戦は2試合が降雨中止。負けた1試合も2得点と相変わらずの貧打だった。チーム打率.232は12球団ワーストである

 ところが、だ。後輩への暴力行為で無期限出場停止処分を受けていた中田が巨人へ電撃トレードされた8月20日からチームは活気づく。そこから2日までの11試合は5勝2敗4分け。4得点以上が7試合(11試合平均5.27点)もあり、1日は本塁打なしでも16安打12得点。前半戦が嘘のような猛攻をみせた。ここで3安打4打点と気を吐いた高卒7年目の浅間は、10安打6得点の昨2日も先頭打者アーチでチームを盛り上げた。

本人は巨人移籍後10試合で.154

「生き生きしている若手は他にもいます」と、日ハムOBがこう言う。

「高卒3年目の野村は、中田移籍の当日に2号、3号を連発。4日後には自己最多の4号を打った。浅間と同期で、主に中田の本職だった一塁を守る高浜も中田移籍の翌日(21日)に6号アーチを放ち、1日まで9試合連続安打。8月28日の西武戦では五回のソロ弾で引き分けに貢献した。若手が明るく伸び伸びプレーしているように見えるのは確かです」

 ちなみに、巨人の中田はここまで10試合に出場し、26打数4安打9三振とサッパリ。2日のヤクルト戦では七回に代打を送られ、2タコに終わった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?