アーチェリー男子個人・団体「銅」古川高晴<1>予選Rは最悪の滑り出し 原因不明の不調でパニックに

公開日: 更新日:

 闘志を胸に、選手村に入村したのは7月18日。競技予定日の5日前だ。監督、コーチ2人、選手の武藤、河田らと棟の一室に入った。

「玄関はひとつで、リビングがあり、1人部屋、2人部屋が2つずつ。僕と監督は1人部屋を使わせてもらいました。年の離れた後輩との仲ですか? 武藤と河田は互いに中学時代からのライバルで、すごく仲が良い。僕はその輪に入れてもらったり離れたり。あくまで先輩と後輩という関係で、適度な距離感でやっていました(笑い)。2人は僕に気を使ってくれるので、居心地の悪さなどまったくありませんでしたよ」

■初日46位は経験したことのない「最悪の順位」

 迎えた23日の競技初日は個人と団体の組み合わせを決める「ランキングラウンド」。全64人の選手が720点満点で順位を競い、個人では1位と64位、2位と63位の選手というようにトーナメントの対戦相手を決める。上位に食い込むほど初戦で下位の選手と当たるため、試合が有利に進むのだが――。

 結果は武藤が5位、河田は22位。古川は、まさかの46位に沈んだ。かつて経験したことのない最悪の順位だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」