ヤクルトCS進出決定!打つわ盛り立てるわ“村上監督”の素養を恩師に聞いた

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■「ここは送りましょう」

 恩師である九州学院の坂井宏安前監督は以前、「高校時代から、試合中は私の横にきて、味方に声を出し、『ここはきちんと送りましょう』と平気で言ってくる(笑い)。『ムネ、おまえが監督みたいやな』と言ったら、アタマをかきながら『へへへ』です。嫌みのない可愛げのあるガキ大将という感じ。この性格は天性のものだと思います」と話していた。

 その坂井前監督に改めて、村上のキャプテンシーについて尋ねると、こう言った。

「ベンチの姿勢は入学した時からすでに身についていたもので、今も全く変わっていませんね。生まれ持ったものなのか、親御さんの教育が良かったのか。自分よりも味方が打った時の方がうれしそうにしていたんです。特に、控えの選手や後輩が活躍するとめちゃくちゃな喜びようだった。試合中の声出しは味方を叱咤激励する言葉だけ。相手にヤジを飛ばすなんてことは一度もありませんでした。普段の練習はもちろん、体育祭のリレーや騎馬戦でも誰よりも村上の声が響いていましたね(笑い)」

 ヤクルトは本塁打数128(リーグ3位)、チーム打率.257(同2位タイ)ながら、チーム562得点は12球団トップ。数字に表れない村上の貢献度はデカい。

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