著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

<9>“代表実績ゼロ男”鎌田大地の独1部移籍に驚きの声が上がった

公開日: 更新日:

 2015年に高卒ルーキーとして鳥栖入りし、1年目からリーグ戦21試合、3得点と華々しい活躍を見せた鎌田大地は「J1公式戦450分出場」という規定を夏にはクリアして「最低年俸460万円のプロA契約」に移行。年俸が上がったタイミングで両親の幹雄・貴子夫妻に気の利いたプレゼントを贈った。

  ◇  ◇  ◇

「当時は主人が尼崎、私と子供2人が愛媛に住んでいました。夏のある日、愛媛の家のチャイムが鳴り、ドアを開けると『鎌田貴子様』と書かれた宅配便が届きました。何だろうと思って中身を見ると、高級時計と直筆の手紙が入っていたんです」と母は驚きを口にする。

「小っちゃい頃から応援してくれてありがとう。厳しく叱ってくれたからこそ、今がある。本当にお母さんのおかげです」

 この手紙を読んで、貴子さんは涙があふれて仕方がなかったという。

「早速、お父さんに電話をすると『こっちにも届いたわ』と言うんです。ペアウオッチをわざわざ夫婦別々に配送してくれるなんて……。しかも、それぞれに手紙まで。大地の優しさに胸が熱くなりました」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    豊作だった秋ドラマ!「続編」を期待したい6作 「ザ・トラベルナース」はドクターXに続く看板になる

  3. 8

    巨人・岡本和真の意中は名門ヤンキース…来オフのメジャー挑戦へ「1年残留代」込みの年俸大幅増

  4. 9

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  5. 10

    中山美穂さんが「愛し愛された」理由…和田アキ子、田原俊彦、芸能リポーターら数々証言