著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

<9>“代表実績ゼロ男”鎌田大地の独1部移籍に驚きの声が上がった

公開日: 更新日:

「今年はA代表に上り詰めたい気持ちがすごく強い。そのためには得点ですね。2ケタは絶対に取るつもりです」

 16年シーズン開幕前に鎌田は力強く宣言。目の色を変えてサッカーに取り組んだ。残念ながら同年はJ1・7ゴールに終わり、リオ五輪本大会メンバー滑り込みも果たせず、A代表にも呼ばれなかった。が「海外でプレーする」という夢には着々と向かっていた。

 そして17年夏、独ブンデスリーガ1部のフランクフルト移籍が決定。Jの地方クラブに在籍する代表実績ゼロの選手が、いきなり欧州5大リーグのクラブと2年半で完全契約を勝ち取ったという事実に多くの日本サッカー関係者から驚きの声が上がった。

「近々、海外移籍するというのは息子から聞いていたので、『いよいよか』という感じでした。最終決定した時には電話があり、『決まったよ』と。こちらも『おめでとう。長谷部(誠)さんがいるクラブで心強いな』と声をかけました。壮行試合だった6月25日の浦和戦に(クラブから)招待していただき、鳥栖まで足を運びましたが、とにかくバタバタ(笑い)。大地は試合後、すぐに渡独したので我々と、入籍したばかりのお嫁さんで部屋の片付けや掃除をしました。海外への引っ越しは本当に手間がかかる。再認識する、いい機会でした」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    横浜高では「100試合に1回」のプレーまで練習させてきた。たとえば…

  3. 3

    健大高崎158キロ右腕・石垣元気にスカウトはヤキモキ「無理して故障が一番怖い」

  4. 4

    中居正広氏「秘匿情報流出」への疑念と“ヤリモク飲み会”のおごり…通知書を巡りAさんと衝突か

  5. 5

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  1. 6

    前代未聞! 広陵途中辞退の根底に「甲子園至上主義」…それを助長するNHK、朝日、毎日の罪

  2. 7

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  3. 8

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  4. 9

    あいみょんもタトゥー発覚で炎上中、元欅坂46の長濱ねるも…日本人が受け入れられない理由

  5. 10

    あいみょん「タモリ倶楽部」“ラブホ特集”に登場の衝撃 飾らない本音に男性メロメロ!