サンプドリアがナポリ戦に完敗…日本代表CB吉田麻也は孤軍奮闘

公開日: 更新日:

 失点に関与していなかったとはいえ、0―4の完敗に苦渋の表情を浮かべるしかなかった。イタリア・セリアAのサンプドリアでプレーする日本代表主将のDF吉田麻也(33)のことである。

 日本時間24日午前1時30分キックオフの試合の相手・ナポリは開幕4戦全勝。セリエA唯一の無敗チームだ。7月のイタリア代表・ユーロ制覇の原動力FWインシーニェを中心に攻め立て、サンプ選手はマークのズレなどミスを連発。試合内容もスコアも圧倒された。

 吉田はDFリーダーとして孤軍奮闘。攻めては両サイドMFに正確なミドルパスを送って攻撃の起点となったが、2得点のナイジェリア代表FWオシムヘンのスピードにてこずって2度の突破を許すシーンもあり、本領を発揮できなかった。吉田は3節・強豪インテル戦で今季初ゴールを決め、攻守に充実したパフォーマンスを披露。イタリア国内で「セリエAトップ級のCB」と評価されている。日本代表主将としてチームを牽引し、カタールW杯の最終予選でもオマーンに0―1、中国に1―0と失点を最小限に抑えている。

 英プレミアの名門アーセナルで活躍中のDF冨安とのCBコンビは「アジアでは突出したレベルにある」と言われ、日本代表の攻撃陣がそこそこの数字を残せば、日本代表のW杯本大会出場の可能性は飛躍的に高まる。サンプの次節の相手は強豪ユベントス(現地26日)。完勝してナポリ戦完敗のマイナスイメージを払拭したい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?