<4>WSで対戦「アストロズvsブレーブス」因縁と数字上のせめぎ合い

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 とはいえ、試合となれば、それこそ日々相手を研究し尽くし、対策を練り上げるデータ合戦の様相を呈する。最大で7試合。いかにして相手を上回るかを研究し、相手打者一人一人、相手投手一人一人に関する膨大なスカウティングリポートを作成するのである。

 相手を上回るとは、相手の長所を消すことでもある。

 例えば、相手の打撃コースを分析、ヒットになる当たりをヒットにさせないために敷く守備シフトがそうだ。

 7月1日以降のシフト率を見ると、メジャー2位が47.5%のブレーブスで、3位は46.4%のアストロズである(1位はドジャースで54.4%)。

 またレギュラーシーズンの守備率はアストロズがメジャートップで、エラーも71個と2番目に少ない。ならば守備陣の間を抜くのではなく、その上を越す当たりを打てばいいということか。ブレーブスのグラウンドボール率はメジャーでも2番目に低い40.3%。

 アストロズの打撃陣はメジャーで2番目に三振が少なく、しかも速球を空振りしない率がメジャートップ。となればブレーブスはメジャーで3番目に速球を投げないチーム(51.6%)といった具合だ。

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