著者のコラム一覧
鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

ストライキの懸念も…新労使協定を巡る交渉が難航するカラクリと波紋

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 確かに、21年10月5日時点で計12球団の年俸総額が1億ドル未満であったから、年俸総額の基準額の引き下げは、実情に即した措置という側面も持つ。しかし、現行の2億1000万ドルという年俸総額の上限を1億8000万ドルに引き下げるという案は、選手会にとっては年俸水準の引き下げにつながりかねない事態である。機構と経営陣が利益の確保に向けて大きく踏み出せるか、それとも選手会が選手たちの権利を守り抜けるか、今後の動向に注目が集まる。

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