CB冨安離脱に打つ手なし…森保J“負傷連鎖”で露呈したレギュラー固定の大弊害

公開日: 更新日:

「森保監督が頑なにレギュラーを固定して戦ってきたことの弊害です」と元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏が言う。

「森保監督は、就任当初から『ラージグループ』というワードを使い、欧州から代表経験豊富な選手、国内から将来性のある若手など多くの選手を呼んで競争させ、メンバーを入れ替えながらグループを大きくして代表チーム全体のレベルアップを図る──という目算があった。しかし、実際はいつも固定メンバーが起用され、レギュラー組の熟成は進む半面、チームのオプションは増えなかった。今回のように吉田と冨安の代役は代表出場歴が少なくて経験値も低い選手ばかり、という事態を招くことになった」

 24日の午後5時に代表合宿初日の練習がスタートしたが、欧州組を含めて全員が揃うのは25日の練習から。代役4人から誰と誰がCBのスタメンに名を連ねるのか?

 植田と板倉、植田と谷口は試合で一緒にプレーしたことはあるが、谷口と板倉が同時にプレーしたことはなく、中谷にいたっては“コンビを組んだのは谷口だけ。それも21日の国内組合宿・流経大との練習試合の前半45分だけ”なのである。

 森保ジャパンの強みである「堅牢な守備」が破綻した今、代表内にも不安が広がっている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは