フィギュア女子ワリエワはむしろ被害者?ドーピング騒動で見えたロシアの闇深さ

公開日: 更新日:

 フィギュア女王のドーピング騒動が収まりそうにない。11日、ドーピングの国際検査機関(ITA)はフィギュア女子のワリエワ(15、ROC=ロシア・オリンピック委員会)がドーピング検査で陽性を示したと発表。ITAによると、昨年12月のロシア選手権で採取されたワリエワの検体から、血管拡張作用があり、一般的に心臓治療薬として使われるトリメタジジンが検出されたという。

【写真】この記事の関連写真を見る(23枚)

 検体を採取したロシアアンチドーピング機関(RUSADA)は8日、調査機関から陽性であるとの報告を受け、ワリエワに暫定資格停止処分を下したが、ワリエワ側からの異議申し立てにより、9日に処分を解除。出場可能とした。ロシアスケート連盟は「1月の欧州選手権、五輪期間中の検体は陰性だった」などと強調、処分解除の正当性を主張しているが、ITAはこの日、国際オリンピック委員会(IOC)に代わってスポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴。15日に行われるショートプログラムへの出場可否はCASの判断次第となる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    横綱・大の里まさかの千秋楽負傷休場に角界から非難の嵐…八角理事長は「遺憾」、舞の海氏も「私なら出場」

  3. 3

    2026年大学入試はどうなる? 注目は公立の長野大と福井県立大、私立は立教大学環境学部

  4. 4

    東山紀之「芸能界復帰」へカウントダウン着々…近影ショットを布石に、スマイル社社長業務の終了発表か

  5. 5

    「総理に失礼だ!」と小池都知事が大炎上…高市首相“45度お辞儀”に“5度の会釈”で対応したワケ

  1. 6

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  2. 7

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  3. 8

    義ノ富士が速攻相撲で横綱・大の里から金星! 学生相撲時代のライバルに送った痛烈メッセージ

  4. 9

    同じマンションで生活を…海老蔵&米倉涼子に復縁の可能性

  5. 10

    独立に成功した「新しい地図」3人を待つ課題…“事務所を出ない”理由を明かした木村拓哉の選択