WADA処分にプーチン激怒 ロシアが仕掛ける“東京五輪潰し”

公開日: 更新日:

 都心が大混乱に陥るかもしれない。

 世界反ドーピング機関(WADA)は9日、ロシアのドーピング不正に絡む検査データ改ざん問題で、ロシア選手団を来年の東京五輪や2022年サッカーW杯、各競技の世界選手権など主要大会から4年間除外する厳しい処分を決めた。潔白を証明した選手には個人資格での出場を認める。

 この厳罰にロシアのプーチン大統領は激怒。

「決定は五輪憲章違反だ。スポーツ仲裁裁判所(CAS)に申し立てるあらゆる根拠がある」と、政治的動機によるものと反発。「処罰は集団的な性格を帯びたり、違反と関係ない人に拡大して適用されたりすることがあってはならない」と述べた。

 ロシアの国家ぐるみによるドーピング実態についてはこれまで詳細に報じられてきた。同国の反ドーピング機関が検査予定日を事前に漏らしたり、検体のすり替え、検査結果の改ざんなど、その腐敗ぶりに世界は衝撃を受けた。

 国際オリンピック委員会(IOC)は16年リオ五輪ではロシア選手団の参加をOKしたが、18年平昌五輪では選手団としての参加を認めなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    横綱・大の里まさかの千秋楽負傷休場に角界から非難の嵐…八角理事長は「遺憾」、舞の海氏も「私なら出場」

  3. 3

    2026年大学入試はどうなる? 注目は公立の長野大と福井県立大、私立は立教大学環境学部

  4. 4

    東山紀之「芸能界復帰」へカウントダウン着々…近影ショットを布石に、スマイル社社長業務の終了発表か

  5. 5

    「総理に失礼だ!」と小池都知事が大炎上…高市首相“45度お辞儀”に“5度の会釈”で対応したワケ

  1. 6

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  2. 7

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  3. 8

    義ノ富士が速攻相撲で横綱・大の里から金星! 学生相撲時代のライバルに送った痛烈メッセージ

  4. 9

    同じマンションで生活を…海老蔵&米倉涼子に復縁の可能性

  5. 10

    独立に成功した「新しい地図」3人を待つ課題…“事務所を出ない”理由を明かした木村拓哉の選択