著者のコラム一覧
鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

米大リーグの懸念は「ウクライナ問題」より物価上昇 娯楽費や遊興費の見直しも…

公開日: 更新日:

 従って、物価上昇が続けば、これまで1年のうちに定期的に大リーグの試合を観戦していた家族が回数を減らしたり、より安価な席を購入したり、場合によっては観戦そのものを取りやめることにもなりかねない。

 その意味でも、現在の大リーグにとって最も現実的な懸念は、ウクライナ問題よりも観客数の減少につながりかねない物価上昇なのである。

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