森保監督はなぜ「旬な選手」を招集しないのか…大岩剛U-21代表監督とは正反対

公開日: 更新日:

 カタールW杯出場を懸けた大一番・敵地でのオーストラリア戦(24日)に向け、日本代表がシドニーに乗り込む。

 森保監督は「次世代の選手に経験を積んでもらいたい」と話しており、ドイツ1部ビーレフェルトで今季8得点のFW奥川雅也(25)の初招集が有力視されていた。が、フタを開けてみると代表27人の中に新顔はゼロ。代わり映えしないメンバーとなった。

 対照的なのが、パリ五輪を目指すU-21(21歳以下)代表を率いる大岩剛監督(49)である。

 U-21代表は20日に日本を発ってUAEに向かい、23~29日に行われるドバイ杯に参戦する。代表27人の中にはフレッシュな選手が目に付いた。

 ドイツ2部デュッセルドルフ所属のDF内野貴史(21)は世代別代表に呼ばれたことがない。高卒後にドイツに渡って昨季まで4部リーグでプレーしていたが、12日に2部デビューを果たすと大岩監督は「旬の選手は積極的に招集したい」とメンバーに抜擢した。

 大岩監督は福島・尚志高のDFチェイス・アンリ(17)、FC東京の高卒ルーキーMF松木玖生(18)を飛び級で招集しており、代表での出場歴など実績を重視してメンバーを固定したがる森保監督の<頭の固さ>が際立つ格好となった。元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏が言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」