御嶽海は「想定外」の相手にからっきし…北勝富士に寄り切られ2敗に後退

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 対戦相手の北勝富士は押し相撲が基本だが、組んでも取れる力士。立ち合いで左に動いて、おっつけ、あるいはまわしを取りにくることもある。

 それらを加味した上で、22日の御嶽海は「動かれても突き放して距離を取ればいい」……と思っていたのではないか。

 しかし、その想定は半分当たり、半分外れた。北勝富士は立ち合いで当たってから左に動くと同時に、左下手を取ることに成功。御嶽海は必死に突くも、まわしを切れず。右上手も与えて相手十分な体勢となってしまい、寄り切られた。これで2敗に後退だ。

 とにかく御嶽海は「想定外」に弱い。5日目の霧馬山戦でも、組まれて頭をつけられると万事休すと思ったのだろう。抵抗するそぶりもないまま、土俵を割った。

 御嶽海は普段の稽古もそうだが、とにかく合理的な考えをする力士。ケガが少ないのは、「不利な体勢で無理に粘らない」相撲を貫いているからとも言える。

 とはいえ、いつもいつも想定通りの相撲ばかり取れると限らないのも事実。時には「何が何でも食らいつく」という相撲も見せてほしいが……。

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