鈴木誠也も標的に? カブスの親会社だったシカゴ地元紙ですら福留とダルを辛辣に批判

公開日: 更新日:

 メジャー初の球団が誕生した土地柄だけに、目の肥えた野球ファンを満足させるためだろう。新聞だけではなく地元テレビ局、全国放送もカブスに対して手厳しい。

 中でもアナリスト(解説者)は言いたい放題だ。元ヤンキースのアレックス・ロドリゲスが18年にスポーツ専門チャンネルESPNでカブス戦の解説を務めた時のこと。離脱中のダルがベンチに座っているのをテレビカメラが捉えると、「彼を取り巻く環境は非常に悪くなっている。莫大な契約をした投手が投げられないのに普通にチームに同行している。彼はクラブハウスでの信頼を一瞬にして失いかねない」と辛辣な言葉を並べ立てた。

 現在、カブスを率いるロス監督にしても、解説者時代はダルを酷評。17年オフにFAになった15年のサイ・ヤング賞アリエッタとの再契約を見送り、ダルを獲得したことに「アリエッタを逃したのは失敗だったのではないか」と日本人右腕をやり玉に挙げたという。

 いずれも破格の金額で入団した日本人選手の前例があるだけに、鈴木もアナリストの標的にされかねない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  2. 2

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  5. 5

    オリックスまさかのドラフト戦略 「凶作」の高校生総ざらいで"急がば回れ"

  1. 6

    ヤクルト2位 モイセエフ・ニキータ 《生きていくために日本に来ました》父が明かす壮絶半生

  2. 7

    オリ1位・麦谷祐介 暴力被害で高校転校も家族が支えた艱難辛苦 《もう無理》とSOSが来て…

  3. 8

    “代役”白石聖が窮地を救うか? 期待しかないNHK大河ドラマ『豊臣兄弟』に思わぬ落とし穴

  4. 9

    福山雅治は"フジ不適切会合参加"報道でも紅白で白組大トリの可能性も十分…出場を容認するNHKの思惑

  5. 10

    バスタオル一枚の星野監督は鬼の形相でダッシュ、そのまま俺は飛び蹴りを食らった