著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

起業失敗、賭博、浪費…転落人生を送る元スター選手、松坂の兄貴分は60億円損失

公開日: 更新日:

 メジャーの有名選手には引退後、財産を失い無一文になる者が少なくない。

■素人ビジネス

 メジャー通算216勝の大投手カート・シリングは軍事オタクで、引退後にバトルゲーム会社を設立。しかし、話題性だけで売れるほどゲーム業界は甘くない。ヒット作に恵まれず、初年度から多額の損失を計上して12年に倒産した。シリングは5000万ドル(約60億円)を失ったと告白している。

■マネーゲーム

 ヤクルトで異次元のパワーを見せつけたボブ・ホーナーは、1988年の引退後、代理人バッキー・ウォイに勧められ、資産の大半を石油採掘関連の企業に投資した。この会社は程なく倒産し無一文に。ただ、そんな惨めな状態は短期間で終了した。彼がメジャーに在籍していた時期に、オーナー側に著しく協約に違反する行為があったことが発覚。その賠償金がホーナーにも700万ドル(約8.4億円)が支払われたのだ。このホーナーが無一文になった事件を機にMLBは代理人が選手の資産を運用する行為を禁止した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?