大谷翔平今季初勝利で再契約に前進! 二刀流専念なら「エンゼルス一択」の根拠

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 エンゼルス・大谷翔平(27)が日本時間21日、敵地ヒューストンでのアストロズ戦に今季初勝利をかけて「1番・DH」で先発登板。投げては6回を1安打1四球無失点、自己最多タイの12奪三振。過去6試合を投げ
て0勝3敗、防御率5.92と相性の悪かったアストロズ相手に今季初勝利をマーク。打っては4打数2安打、2打点で今季3度目の複数安打を放った。

 大谷がアストロズの強力打線をねじ伏せた。立ち上がりからスプリット、スライダーでコースを突き、三、四回は6者連続奪三振と寄せつけない。

 1人の走者も許さず迎えた六回、先頭の7番グッドラムのバットに空を切らせて、キャリア最多タイの12個目の三振を奪ったが、続くカストロに中前打をゆるして完全試合の偉業はならず。その後は四球を出すなど、制球が乱れ始めたこともあり、この回を投げ終えたところでお役御免となった。

 試合後、地元放送局のインタビューに応じた大谷は「打線が強力なので1人1人抑えることだけを考えた」と振り返ると、完全試合については「知っていましたけど、球数が多かったので最後まで(投げるの)は厳しいかなと思っていた」と話した。

投打双方で実力を発揮するタイプ

 今季の大谷はメジャー5年目にして初の開幕投手を務めながら、ここまで2戦連続KO。15日のレンジャーズ戦では渡米後初の満塁本塁打を許した。昨季のア・リーグMVPがマウンドでは精彩を欠いているが、打席では安打が出なかったのは12試合中3試合のみ。深刻なスランプに陥らないのは打者大谷の強みだ。打球速度はメジャーの左打者で最速となる191.7キロをマークするなど依然としてパワーは健在。二刀流として投打の相乗効果も期待できるだけに、打撃の調子が上向けば、投手としてのパフォーマンスも向上すると見ていい。

 大リーグに詳しいスポーツライター・友成那智氏が「投打の二刀流として輝きを取り戻すのは時間の問題でしょう」とこう続ける。

「昨季、トラウト、レンドンの強打者2人を故障で欠いたため、申告敬遠はリーグトップの20個でしたが、今季はトラウトが欠場した開幕から11戦目のアストロズ戦(19日)で歩かされたのが初めて。昨季以上に打数は増えるはずです。開幕からの大谷の打撃を見ると、鋭い打球を放ちながらも野手の正面を突くなど、不運な当たりも目立ちます。打球に角度がつくようになれば、昨季のように本塁打を量産するはずです。大谷は投打の二刀流をこなしてこそ、双方で実力を発揮するタイプなので、打撃が復調すればマウンドでもエンジンはフルスロットルになると思う」

 エンゼルスは珍しく開幕ダッシュに成功し、20日終了時点で12戦して7勝5敗の勝率.583でアスレチックスと並びア・リーグ西地区首位。エ軍打線は活発で、チーム打率.258は30球団中4位、総得点59は同2位タイ、総本塁打16はブレーブスと並んでトップタイだ。同23位のチーム防御率4.50と相変わらず脆弱な投手陣を打線がカバーしている状況だ。エ軍にとっては大谷の完全復調を待つばかり。2014年以来8年ぶりのポストシーズン進出を目指す下地は整いつつある。

ヤンキースドジャースではムリ

「大谷中心の布陣が組めるのは30球団を見渡してもエ軍以外にありません。二刀流は通常よりも登板間隔を多く空ける必要があるため、他の先発陣が中5日以上のローテとなり同僚へのしわ寄せは避けられない。投打にタレントが揃う強豪チームで大谷が我を通すのは不可能でしょう。来季終了後、FAになる大谷の市場価値は300億円とも400億円とも予想されていますが、それだけの金額を払えるのはヤンキースやドジャースなど一部の金満球団に限られます。そういった投打に一流選手が揃うチームでは、二刀流をフルに活用できませんからね。大谷はポストシーズンでのプレーを熱望している。二刀流がこなせるうえに、ポストシーズンを目指せるのはエ軍くらいのものです。大谷にとってエ軍は最適な球団に他ならない」(前出の友成氏)

 早ければ、今季中にも契約延長の発表がありそうだ。

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