メジャー関係者はみな、ロッテ佐々木朗希が故障しないかと危惧している

公開日: 更新日:

■精神面の負担

 4月24日のオリックス戦をネットで見たが、三回から汗をかき、息は乱れ、五回には肩で息をしていたほど。疲れているのはハッキリと見てとれた。走者を許さない投球を17回も続ければ、嫌でも緊張を強いられる。精神面の負担もかなりのものになる。

 二刀流でブレークした大谷もそうだが、もともとやせ形の選手の体ができあがるのは26、27歳くらいとみている。

 まして佐々木朗は普通の県立校出身だ。体が出来上がっていないうちからムリをさせれば、取り返しのつかないことになりかねない。昨年の投球回数が63回3分の1だから、今年はプラス50回程度でよいのではないか。110~120回、18試合くらいの登板で十分だろう。

 ロッテがオリックス戦の翌日に登録を抹消したのは正解だと思う。井口監督や吉井前投手コーチらメジャー経験のある人たちが周囲にいるチームに入団したのは、佐々木朗にとって大きなプラスになる。

(メジャーリーグ覆面スカウト)

*この記事の関連【動画】もご覧いただけます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性