2023年世界陸上代表選考がコロナ禍なら…大阪国際に再度“男女混合レース”の目

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 日本陸連は12日の理事会で、2023年世界選手権(8月ブダペスト)、24年パリ五輪マラソン代表選考方針を承認した。男女の選考会は、今年8月の北海道マラソン以外は今後発表されるが、女子は来年1月の大阪国際、3月の東京、名古屋ウィメンズの3レースが選考レースになることは間違いないだろう。

 国内ではコロナの感染者は激減しているものの、新たな変異株が再び猛威を振るう可能性もある。そうなれば、大阪国際のレースは再び「形」を変えるかもしれない。

 この大会はコロナの影響により外国人のペースメーカー(PM)を呼べないことや好記録を出させるため、21年から2年連続で男子6人のPMを起用。男子PMが走る史上初の女子マラソンは「男女混合レース」となり、PMはゴール直前まで選手と併走。それでも選考記録は、他の大会と同じように扱われた。

 マラソンは30キロを過ぎてからが最も苦しいといわれている。「もうダメだ……」と、勝負を諦めかけたとき、隣のPMから「あと5キロ。そのペースで頑張れ」と励まされたら、単独走とは違う走りができる選手もいるはずだ。

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