著者のコラム一覧
山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

阪神・大山悠輔が通算100号達成 この7月に期待する本塁打数

公開日: 更新日:

 しかし、同年の大山はここからパタッと当たりが止まり、その後は18試合も本塁打が出なかった。その間、巨人・岡本はコンスタントに本塁打を打ち続け、結局終わってみれば本塁打王は岡本の31本、大山は28本でフィニッシュ。97試合で26本塁打の男が残り23試合ではわずか2に終わり、トータル30本にも届かなかったのだ。

 あの記憶があるから大山の波は余計に怖い。今季もいくら6月絶好調だったとはいえ、少し当たりが止まったらオールスターくらいまで本塁打0でも不思議ではない。

■11試合ぶりなら短いほう

 と、そんな不安に苛まれていた矢先、3日の中日戦で大山が11試合ぶりとなる今季19号を放ち、通算100本塁打も達成した。これ、個人的には今季の大山の本塁打の中では一番うれしかった。本塁打が出ない期間が10試合というのは大山の中では短いほうだろう。その間、ヒットはそこそこ出ており、打点も7を記録していた。さっぱり打てなくなったというわけではないのが大山の変化ではないか。

 大山の好不調の波が小さくなったら、本当に期待がもてる。6月のように月間10本塁打が続くわけはないのだから、せめて今月も5本くらいは大山のアーチが見たい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった