夏の甲子園が3年ぶり「観客制限解除」もコロナ第7波突入…高野連がおびえる“大炎上”

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 夏の甲子園に大観衆が戻ってくる。

 6日、日本高野連が臨時運営委員会を開催。8月6日に開幕する甲子園の新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインを定め、春夏を通じて3年ぶりに観客数に制限を設けないことを発表した。

 コロナ禍3年目にしてプロスポーツも観客制限を撤廃しつつある。その筆頭のプロ野球はすでに全12球団が制限を解除しており、高野連も流れに乗っかった形だ。

 これに対し「高野連の判断は早計すぎると思います」と警鐘を鳴らすのはスポーツライターの美山和也氏だ。

 このところコロナ感染者が急増している。7日の東京都は8529人で、前週の同じ曜日から2倍強。この日は鳥取県、佐賀県がそれぞれ“過去最多”を更新し、全国各地で「第7波突入」という認識が広がっている。

 コロナは例年、夏場に猛威を振るってきた。昨年7月7日の東京都の感染者は920人で、今夏の甲子園開幕日と同日の8月6日には約5倍の4688人に増えていた。今夏も同様のペースで感染拡大すれば、再び人流の制限などが議論になってもおかしくない。

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