ロッテ佐々木朗希「1失点完投負け」の収穫 オリの執拗なバント攻めにも動じず堂々97球

公開日: 更新日:

 ロッテ佐々木朗希(21)が2日のオリックス戦で圧巻の投球を見せた。

 オリックスからすると、佐々木朗希は4月に完全試合を献上した因縁の相手だ。そうした経緯があってか、この日は佐々木に対し、先頭打者から2者連続でセーフティーバントを仕掛けると、二回、三回も執拗にバント攻め。打者が一巡するまでに吉田正尚(29)、頓宮裕真(25)を除く計7人が打席でバントの構えを取って揺さぶりをかけた。

 それでも佐々木は動じることなく淡々と投げ、4回まではパーフェクト。五回、先頭打者の頓宮に与えた死球をきっかけに吐き出した1点が試合を決めることになったものの、最後まで投げ切り、4安打2四死球1失点。要した球数は97球だった。

 佐々木は5月に完全試合を達成しているとはいえ、まだまだ発展途上にある。現在も球数制限を課せられているし、年間を通してローテーションを守るのも初めての年だ。疲労の蓄積もピークだろう。

 そんな折に食らったバント攻めをものともせずに完投した。敗戦投手になったものの、大きな収穫はあったはずだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束