元川悦子
著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

モナコ南野拓実がランス戦で1G・1A 現地取材をして「大きな転機」を目撃できた

公開日: 更新日:

代表キーマン2人の現在地を直接対決で確認

 2022年夏、フランス1部リーグに揃って移籍した伊東純也(スタッド・ランス)と南野拓実(モナコ)。新天地デビュー直後の8月のリヨン戦とアンジェ戦で立て続けにゴールを奪い、強烈なインパクトを残した伊東とは対照的に、南野はリーグ、欧州ELとも思うように出番を得られていない。

 そんな2人が9月18日、今季初めて直接対決に挑んだ。2カ月後に迫ったカタールW杯に挑む日本代表攻撃陣のキーマンたちの現在地を確認するため、筆者はシュツットガルトから強行移動でランスへと赴いた。

■シュツットガルトからランスへ6時間半のバス移動

 17日午後3時30分キックオフのシュツットガルトーフランクフルト戦を取材した後、シュツットガルト空港へ移動。そこで急いで原稿を執筆し、午後11時30分発パリ行きの夜行バスに乗り込んだ。18日午後1時キックオフのスタッド・ランス-モナコ戦に間に合うように移動しようと思うなら、この手段を選ぶしかなかった。

 前日のフランクフルト空港からシュツットガルトへのバス移動が意外に快適だったため、約6時間半の乗車はそこまで問題ないと高をくくっていた。が、同日は土曜の夜で車内は超満員。自分が座る場所を確保するだけで精一杯で追加の作業をする余裕はない。

 窮屈な中、寝られるだけ寝ようと割り切り、早朝6時にランス郊外にあるTGVのシャンパーニュ・アルデンヌ駅に到着した。ここから鉄道、あるいはトラムで町中心部のランス駅に出る予定だったが、あいにく日曜日は始発が8時半過ぎ。ヒンヤリした空気の中、屋外で2時間以上も待っているわけにはいかず、グールグマップを頼りに線路伝いに歩くことにした。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  2. 2
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  3. 3
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

  4. 4
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 5
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  1. 6
    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

  2. 7
    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

  3. 8
    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

  4. 9
    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

  5. 10
    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終