日本代表DF板倉滉の大ケガ報道から透けて見える ボルシアMG「W杯不出場に…」のホンネ

公開日: 更新日:

 ドイツ1部ボルシアMGが12日、所属する日本代表DF板倉滉(25)が練習中に左膝の内側靱帯を部分断裂し「戦線を離脱した」と発表した。

 クラブによれば「手術を行う予定はない。保存療法を行う」とか。復帰予定はカタールW杯期間中で、独リーグが中断している時期となる可能性が高いという。

 現地では「イタクラの2022年は終わった」と報じた大手メディアもあったが、元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏は「板倉のケガの程度について詳細は承知していないが、ボルシアMGサイドから<板倉にはW杯に出場してほしくない>という強烈なメッセージが伝わってきます」とこう続ける。

「手術ではなく、保存療法を選択したということは、早い段階でリハビリを兼ねて患部も動かせるようになるだろうし、現時点で復帰はW杯開幕に間に合わないというアナウンスには、いささか違和感を覚えてしまう。ボルシアMGの本音を推し量るにレギュラーCBの戦力として計算している板倉が、W杯期間中に大ケガに見舞われて今季リーグ絶望なんてことになるとチームにとって大打撃となる。森保ジャパンのCBは、主将のベテラン吉田と英プレミアの冨安がレギュラーを組んでいる。ボルシアMG側の『日本代表は他にもサブがいる。イタクラがいなくても問題ないはず』というホンネも透けて見える。森保監督は、板倉のW杯メンバー入りのために時間をかけるよりも、板倉不在を前提としたメンバー選考に腐心すべきです」

 森保ジャパンはカタールW杯初戦でドイツ代表と対戦する。「そこで板倉に活躍されては格好がつかないと思っているかも知れない」とは前出の六川氏である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず