本場PGAツアー「ZOZO」今年も開幕で…国内男子ツアーのショボさがますます浮き彫り

公開日: 更新日:

 ちなみに、先週の国内男子ツアーのV賞金は1000万円。今季、最も優勝賞金が高額なのは来週行われる日本オープンの4200万円だ。

 ツアー関係者が言う。

「先週、LIVに参戦しているD・ジョンソンの初代年間王者が決まり、26億円を超えるボーナスを獲得したので驚いた。同時に、LIV第6戦に出場していた谷原(秀人)は最下位の47位でも約1740万円の賞金を手にして、こちらも話題になった。国内で同時に開催されていた『バイ・ザ・プレーヤーズ』に勝った小林伸太郎の賞金が1000万円でしたからね」

 関係者は続ける。

「金満LIVゴルフの高額賞金を羨ましがる若手は多いですが、実績と名前がなければお呼びはかからないし、LIVに対抗するため賞金がアップされた米ツアーへの参戦にしてもハードルは高い。ZOZOを見に来るファンを見れば、男子ゴルフに興味がある人はたくさんいるわけです。スター選手が出てきて国内ツアーが盛り上がれば、状況は変わるかもしれませんが、若手の有望株は欧州ツアーや米下部ツアーのQスクールに挑戦して、米ツアーを目指すという。国内ツアーの未来は明るくないですね」

 日米ツアーの格差は広がるばかりだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも