LIVゴルフ招待が抱える大きなリスク…サウジ政府系ファンドの資金が続かない

公開日: 更新日:

 世界の男子ゴルフ界が混沌とした様相を呈している。

 PGAツアーとLIVゴルフ招待の“覇権争い”のことだ。どちらの団体もトッププロを巻き込んで正当性を主張するばかりで歩み寄りが見られず、それどころか莫大な資金をつぎ込んでメンツを保つことに必死で危険な領域まで足を踏み入れてしまっている。

 ただ冷静に考えると、LIVの方が大きなリスクを抱えているといえそうだ。

 当初、LIVは20億ドル(約2880億円)がサウジアラビア政府系ファンドから出資されてスタートしたとみられている。

 LIVを主導するCEOのグレッグ・ノーマンは、それを元手にダスティン・ジョンソンに1億2500万~1億5000万ドルを支払って4年契約を結び、PGAツアーからトッププロの引き抜きに成功したと噂されている。その他にも、フィル・ミケルソン、ブルックス・ケプカ、パトリック・リード、ブライソン・デシャンボー、そしてキャメロン・スミスに1億~2億ドルを用意して相次いでLIV移籍プロを発表してゴルフ関係者を驚かせた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」