照ノ富士が両ヒザ手術で長期休場確実…正代以下大関陣は「横綱不在」に耐えられるのか

公開日: 更新日:

正代の昇進披露祝賀会で八角理事長が苦言

 番付で言えば横綱不在時こそ、大関陣が土俵を牽引ーーと言いたいが、それを期待する者は角界に皆無だ。

 23日、大関正代(30)の昇進披露祝賀会が行われた。正代が大関に昇進したのは2年前。コロナの影響もあって先延ばしは致し方なしとはいえ、この2年間でカド番5回。9月場所は2日目から8連敗し、大関として史上ワーストのスピード負け越しとなったばかりだ。

 そのタイミングで行われた祝賀会だから、当然、出席者からは苦言も出る。

 八角理事長(元横綱北勝海)は「大関は明治中期までは最高位だった」と歴史を語り、「大関は責任感と緊張感を持ってほしい」と話したが、「しかし」と断りを入れるとこう続けた。

「今の正代がその境地に達しているとは思えません。もっと自分を追い込んで稽古し、大関の責任感、緊張感、誇りを実感してほしい」

 ハレの場で尻を叩くなど、理事長もしたくはなかっただろう。それもこれも、正代のだらしなさゆえだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較