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永田洋光スポーツライター

出版社勤務を経てフリーになり、1988年度からラグビー記事を中心に執筆活動を続けて現在に至る。2007年「勝つことのみが善である 宿澤広朗全戦全勝の哲学」(ぴあ)でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。近著に近著に「明治大学ラグビー部 勇者の100年」(二見書房)などがある。

ラグビー日本代表は来年W杯で8強以上なるか…オールブラックスに惜敗で見えた強みと課題

公開日: 更新日:

 世界ランク10位の日本が歴史的大金星をつかみ損ねた。29日のテストマッチ、同4位の強豪ニュージーランド(NZ)代表オールブラックスに31-38と肉薄しながら敗れたのだ。それでも、過去に2度も100点差以上で大敗した相手に、7点差は最少。失点を50点以下に抑えたのも7度目の対戦にして初めてのことだった。

 先発10番に抜擢されたSO山沢拓也が得意のドリブルで、弱冠20歳のLOワーナー・ディアンズが長身を生かしたチャージから、それぞれトライを挙げるなど、新戦力が着実に力をつけ、リーチ・マイケル、姫野和樹、松島幸太朗といった2019年W杯組も体を張り続けて存在をアピール。来年9月に開催されるW杯フランス大会での目標「ベスト8以上」に希望をつなげた。

 しかし、W杯で求められるのは善戦ではない。同じD組のチリ、イングランド、サモア、アルゼンチンからの勝利だ。しかもイングランドは、15年W杯で日本を躍進に導いた“恩師”エディー・ジョーンズが率いる難敵。アルゼンチンも、この夏、NZに敵地で25-18と勝利するなど急激に力をつけている。

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