著者のコラム一覧
永田洋光スポーツライター

出版社勤務を経てフリーになり、1988年度からラグビー記事を中心に執筆活動を続けて現在に至る。2007年「勝つことのみが善である 宿澤広朗全戦全勝の哲学」(ぴあ)でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。近著に近著に「明治大学ラグビー部 勇者の100年」(二見書房)などがある。

ラグビー日本代表は来年W杯で8強以上なるか…オールブラックスに惜敗で見えた強みと課題

公開日: 更新日:

 彼らと同格のオールブラックス相手の善戦を喜んでいても目標達成はおぼつかないのだ。確かに日本は6週間の集中的な強化でチーム力が上がり、組織防御が整備された。アタックも、この試合で4トライを奪ったように威力を増しつつある。しかし、80分を通じてスコアで先行した場面は一度もなく、立ち上がり15分間に4回もハンドリングエラーでボールを失うなど細かい詰めに課題を残す。

 ジェイミー・ジョセフHCも「勝利に届かなかった要因」として「細かいノックオンや反則」を挙げたが、選手層拡充とチーム強化という2本柱をテーマに、集中的に鍛え上げたものの、勝利に至る最後の詰めはまだ完成していない。それが、7月のフランス戦2試合からオーストラリアAとの3連戦を含めた6試合で1勝5敗という今季の結果に表れている。

 日本は、これから総仕上げとしてヨーロッパ遠征に向かうが、待ち受けるのは完全アウェーのイングランド戦(11月12日)と、世界2位でW杯優勝を狙うフランスとの敵地での対戦(同20日)だ。

 つまり、ハードルがさらに上がったなかで勝利を挙げられるかどうかが問われることになる。

 果たして日本はこの試練を乗り越えられるのか。W杯ベスト8以上という目標をリアルに語るには、遠征での勝利が必須の条件なのである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗の地上波ドラマはしばらく厳しいが…橋本愛の事態はもっと深刻

  2. 2

    小池栄子が一番の被害者? 佐藤二朗“ハラスメント騒動”に足引っ張られた「さよならノワール」の評価は上々

  3. 3

    戸郷が離脱、則本メッタ打ちで巨人が緊急補強へ…候補に挙がる「オリックス投手」の名前

  4. 4

    安青錦は「カラダ」より「アタマ」に課題…2ケタ勝利で大関復帰を果たせるか

  5. 5

    『ひよっこ』再放送記念、神回「ビートルズがやって来る」再録

  1. 6

    福山雅治も結婚後は苦戦…亀梨和也も正念場を迎えている

  2. 7

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  3. 8

    山田涼介が「令和最強アイドル」と評されるワケ…主演ドラマ「一次元の挿し木」は玉森裕太を三歩リード

  4. 9

    高市首相が衆院集中審議に“出たくない”とブー垂れ…身内の自民国対「もう疲れ果てた…」ヘトヘトのお気の毒

  5. 10

    ベタ折れで肝いり法案断念の維新 吉村代表と馬場前代表にミゾで「国会組」vs「大阪組」のバトル勃発