阪神・岡田監督がダメ出し、実演指導、カミナリで若手底上げに手応え! 助っ人削減も大正解

公開日: 更新日:

「MVPとかなしに、そら選手全員でしょ」

 昨21日、秋季キャンプを打ち上げた岡田彰布監督(64)は、若手中心のメンバーの底上げに手応えを感じた様子だった。

 2008年以来の縦縞ユニホームで初日から精力的に動いた。打撃練習では大山や佐藤輝らのフォームにメスを入れ、佐藤には「入ってきたときが一番良かった」とダメ出し。三塁レギュラーの白紙を示唆した。大山、佐藤に加え、高卒3年目の西純らに「アップから先頭で引っ張っていけ」と発破をかけた。守備練習では身振り手振りで実演指導し、連携のミスにカミナリも落とした。

 64歳とは思えないほど動きまくった指揮官について、阪神OBは「05年以来の優勝を果たすには、生え抜き選手の底上げが不可欠だと痛感したのでしょう」と、こう続ける。

「岡田監督はキャンプ中、新助っ人を野手2人と投手2人に絞り込んだものの、『ホンマおらん。レベルが下がっとる』とボヤいた。来季は今季の8人体制から、残留する救援右腕のケラーを含めて5人体制とし、『(渉外担当には)全員一軍に入れるとは言ってない』とクギを刺した。阪神は今季、助っ人に約13億円もの大金をつぎ込んだ。日本人も含めた年俸総額は32億円程度とされ、外国人選手だけで4割近くを占めたが、マルテ、ロハスらは不発に終わるなど費用対効果は悪かった。しかも阪神は、かねてフォード、メンチら野手の助っ人に失敗例が多い。リスクを回避し、生え抜き選手に出場機会を与える意味でも助っ人の人数を削る岡田監督の考えは至極真っ当です」

 阪神が優勝から遠ざかっているのは、助っ人への依存度が高いことが一因とも言われる。今オフはFA権を取得した岩崎や西勇、岩貞の残留が決定。岡田監督は「純国産チーム」で19年ぶりの戴冠を狙うつもりのようだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    U18高校代表19人の全進路が判明!プロ志望は7人、投手3人は中大に内定、横浜高の4人は?

  2. 2

    「時代に挑んだ男」加納典明(43)500人斬り伝説「いざ…という時に相手マネジャー乱入、窓から飛び降り逃走した」

  3. 3

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  4. 4

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  5. 5

    《浜辺美波がどけよ》日テレ「24時間テレビ」永瀬廉が国技館に現れたのは番組終盤でモヤモヤの声

  1. 6

    沖縄尚学・末吉良丞の「直メジャー」実現へ米スカウトが虎視眈々…U18W杯きょう開幕

  2. 7

    世界陸上復活でも「やっぱりウザい」織田裕二と今田美桜スカスカコメントの絶妙バランス

  3. 8

    「24時間テレビ」大成功で日テレが背負った十字架…来年のチャリティーランナー人選が難航

  4. 9

    15年前に“茶髪&へそピアス”で話題だった美人陸上選手は39歳、2児のママ…「誹謗中傷もあって病んだことも」

  5. 10

    日本ハム新庄監督は来季続投する?球団周辺から聞こえた「意味深」な声