サッカー日本代表「PK3本失敗」は起こるべくして起こった…フィジカルトレーナーが見た敗因

公開日: 更新日:

 PK戦でクロアチアに敗れた日本は、選手もサポーターも国民もベスト8の「新しい景色」を見ることはできなかった。

 気になったのはクロアチアのゴールキーパー、ドミニク・リバコビッチの動きだ。南野拓実、三笘薫、吉田麻也の3人のキックを、まるで蹴る方向を事前に読んでいたかのように完璧に止めた。「PKの成功と失敗は運任せ」と言われるが、フィジカルトレーナーの平山昌弘氏はこう語る。

【写真】この記事の関連写真を見る(16枚)

「日本選手は、欧米選手に比べ上半身と下半身のクロス(ねじれ)の度合いがそもそも少ない。空手や柔道などの武道家は上虚下実の状態になれる。つまり、上半身の力みが抜けて、下半身に重心が落ちると、上半身と下半身のねじれが多くなり自身が持っている実力を発揮しやすい。だから、相手の動きを瞬時にかわすことができる。PKを外した3選手は、動きや表情からかなり緊張していることがテレビ画面からも伝わってきた。明らかに上半身に力みが感じられました」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも