大谷が二刀流でオールMLBチーム選出 サイ・ヤング賞4位で先発部門1stチーム入りのカラクリ

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 この賞はファン投票の割合が50%と比重が高い。今季の大谷は投手として渡米後初の規定投球回(162)をクリアし、あのベーブ・ルースも成し得なかったダブル規定に到達。今回のファーストチーム入りは偉業を評価した多くのファンの支持を集めたのだろう。

 大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言った。

「ファンからの支持に加えて選手ОBによる得票も少なくなかったと思われます。MVPやサイ・ヤング賞投票で重視される選手の貢献度を示すWARを見ると、大谷は投手としてメジャー3位の6.2(ベースボール・リファレンス版)。貢献度は高くサイ・ヤング賞投票で上位3人に入ってもおかしくはなかった。MVPを逃しただけに同情票もあったと思いますが、ファンも含めて投票者の多くが、投手大谷のパフォーマンスを評価したのでしょう」

 いずれにせよ、二刀流が全米の幅広い層の支持を集めたのは間違いない。

■今季本塁打時速ランク 大谷16号の189キロが2位タイ

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