著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

あつい信仰心を持つ大リーガーの宗教事情 東武東上線沿線で宣教活動を経験した変わりダネも

公開日: 更新日:

 メジャーリーグのスター選手には、あつい信仰心を持つ者が多い。彼らはどういった宗教・宗派に属し、どのような活動をしているのだろうか?

 ◇  ◇  ◇

■救世軍

 日本ではクリスマスの時期に社会鍋をやることで知られるプロテスタントの一宗派である。メジャーリーグではドジャースの左の主砲フレディ・フリーマンが救世軍の熱心な信者として知られる。

 フリーマンは今流の言い方をすると「宗教3世」で、祖父と父が救世軍の地方組織の幹部だったため、小さい頃から信者として育った。成人してからも敬虔な信者であり続け、広報誌のインタビューに登場したほか、コロナ禍の時は教団に2万5000ドル(約343万円)を寄付している。

■モルモン教

 信者の代表格は2度のMVPに輝いたブライス・ハーパー(フィリーズ)だ。モルモン教は以前、若い信者に2年間外国で宣教活動することをミッション(使命)として推奨し、のちにドジャースでメジャーデビューしたマッケイ・クリステンセンのように日本に来て東武東上線沿線で宣教活動した後、メジャーリーガーになる変わりダネもいた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?