メッシが“善人”の仮面をかなぐり捨てた! アルゼンチン36年ぶり3回目W杯優勝へ王手

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 中盤右サイドでボールを受けたメッシは、売り出し中の20歳DFグバルディオルに体を寄せられながら、巧みなステップでボールをキープしてペナルティーエリア内に侵入。最後はグバルディオルの股間を通して絶妙ラストパス。アルバレスが右足ダイレクトでチーム3点目を流し込んだ。元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏が言う。

「36年前の優勝の立役者マラドーナが、マフィアとの付き合いが取り沙汰されるなどトラブル続きの<悪童>だとすると、メッシというのは口数が少なく、品行方正な<善人>という位置付けだった。ところが準々決勝オランダ戦の直後に相手指揮官を批判したり、目が合ったオランダ人選手に『こっちを見るな! バカ!』と怒りをあらわにしたり、凄みの増した一面を見せている。W杯優勝への凄まじい気迫がひしひしと伝わってくる」

 メッシは決勝でプレーすると「W杯歴代最多の26試合出場」となる。自身初のW杯優勝に花を添えられるか──。

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