ウッズの「2年連続PIPトップ」が物語る PGAツアーが抱える深刻なスター選手不足

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 PGAツアーの人気に陰りが出始めている? 昨年から始まったプレーヤー・インパクト・プログラム(PIP)でボーナスを獲得した上位20選手が先ごろ明らかになり、人気凋落の兆候が見て取れるのだ。

 PIPはテレビ・メディアへの露出度などでPGAツアーに貢献した選手に贈られるボーナスだ。もともと敵対するLIVゴルフ招待にトッププロが流出しないようにスタートしたプログラムであり、昨年はトップ10人に4000万ドル(約55億円)支払われた。ところが今年は20人、1億ドル(約137億円)と対象プロも金額も膨らんだ。

 そして昨年に続き、今年もタイガー・ウッズがトップに輝いた。ウッズは今季PGAツアーに1試合も出場せず、メジャー3試合で9ラウンドしかプレーしていない。にもかかわらず1500万ドル(約20億5500万円)も手にしたのだ。

 2位はLIVゴルフを批判し続けたR・マキロイ(1200万ドル)。3位J・スピース(900万ドル)、4位J・トーマス(750万ドル)、5位J・ラーム(600万ドル)、6位S・シェフラー(550万ドル)と続き、7位から10位までの4選手にそれぞれ500万ドル、11位から15位は300万ドル、16位から20位に200万ドルが支払われた。

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