川﨑春花が新人戦に勝つべくして勝つ! これが10代プロ選手の「稼げるメンタル」

公開日: 更新日:

【JLPGA新人戦加賀電子カップ】

「優勝を意識するとスコアを落とした。来年に向けての課題です」

 優勝した川﨑春花(19)はこう言ったが、最終ホールは自作自演の「川﨑劇場」だった。

 今大会は昨年11月のプロテスト合格者21人だけが出場する2日間36ホールの戦い。新人ながらレギュラーツアー2勝の川﨑が優勝候補の本命とみられていた。

 そ川﨑が5アンダーの首位で発進したこの日、最終18番(410ヤード・パー4)を迎えた時は2位に2打差をつける通算8アンダーで首位をキープしていた。フェアウエーからの第2打はピンまで140ヤード。

 ピン位置はグリーン手前から18ヤード、左5ヤード。グリーン左に食い込む大きな池を避け、ピンの右手前に乗せれば優勝は決まったも同然だったが、「ちょっと攻めようと思って」(本人)果敢にピンを狙ったボールはグリーン左から奥の池へ吸い込まれていった。

 しかし、ピンチにも川﨑の朗らかな表情も淡々とした動作もまったく変わらない。ピンまで約100ヤードの地点から打った第4打をピン上1.5メートルにつけた瞬間、笑顔がこぼれた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い