巨人は「10」を用意しながらFA森友哉争奪戦で惨敗していた…“打てる捕手”手つかずの暗雲

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「『FAには必ず参戦する』と公言している原監督が見送るはずがありません。巨人は森が西武時代に着けていた背番号10まで用意したくらいです。現在10を背負っている中田に、森が獲得できた場合を想定して、代替案として空いている1ケタ番号を用意していたそうです。ただ、中田は森の大阪桐蔭高の先輩。先輩の番号を奪い取る形なんて望むはずがありません。といっても、当初からオリックスと相思相愛で、背番号の問題以前に、巨人は惨敗だったようですが……」

■大城がいながら水面下で森にアタックし惨敗

 とはいえ、正捕手がいないわけではない。大城卓三(29)は昨季、打率.266、13本塁打、43打点。本塁打、打点でキャリアハイをマークした。原監督は「捕手で2割7分近く打ったのは大したもの」と打撃面を評価したが、水面下ではさらなる「打てる捕手」にアタック。玉砕していたことになる。巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言う。

「つまり、大城、小林では物足りないということ。ただ、昨秋のドラフトで育成も含めて14人も指名したのに、捕手は1人もいない。FAで森が取れなかったのに、現有戦力で戦うということは、補強ポイントなのに、その穴を埋められなかったことになる。大城は6月に不調で二軍落ちしたことがあった。原監督はリード面などが不満なんでしょう」

 これまでの原監督なら他の手を打っていたかもしれないが、今回は手つかずのまま。4位に沈んだ昨季同様、今季も不安である。

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