W-TK株式会社社長 山本徹矢(3)起業準備の人脈づくりに奔走して本業を「クビ」に

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W-TK株式会社社長 山本徹矢(32歳・ロッテ)

 わずか月収20万円ほどで1日22時間労働もザラだった山本氏は上司からの嫌がらせも重なり、ボロ雑巾のようになりながらも、起業の夢は諦めなかった。

 そんなある日、商売のタネを見つけた。番組制作に携わるADの多くは派遣会社に籍を置いているため、所属先によって給料や待遇に差があることに目をつけたのだ。

 仕事にも慣れ、周囲が見えるようになってきた入社2年目の2015年、副業のためにコンサルティング会社を立ち上げた。

「やることはADの引き抜きです。条件の悪い派遣会社に所属しているADに、『もっといいところあるよ』と。それで、僕とつながりのある優良会社を紹介。入社したら、紹介料として1人あたり5万円ほどの収入が得られました。テレビ局にはADがうじゃうじゃいるから、声を掛け放題。これだけで月収30万円ほど稼げました。たくさんビジネス本を読んでいた知識が役立ったんです」

■AD引き抜きの副業で月収30万円、「NHK」転職成功も…

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